
お子さんと夜寝る前に絵本を読んで寝ているという方は多いのではないでしょうか。
お子さんの成長に合わせて読む絵本の内容は変わっていき、保育園などで読まれる本は進級すると文字量も増えていきます。
進級時にどんな絵本を読んで聞かせてあげようかと考えているママへ、今日は保育士のichiさんに、3歳・年少さんになる男の子に読ませてあげたい絵本をご紹介いただきます。
年少さんってどんなことに興味を持つの?
年少さんは基本的におもしろいことが大好き!
徐々に考える力がついてくる頃。知的好奇心が育まれ周囲の様々なことに関心を持つと言われています。(※)
自分が経験したことや考えたことを”自分の言葉”で表現しています。
「なんで?」「どうして~なの?」といった第二次質問期がやってくるのも3歳半ごろと言われています。(※)
子どもたちと一緒に考え、”不思議”を共有していくことが大切です!
3歳男の子が好きなものは?
これは子どもたちそれぞれで個人差がありますが、その中でも特に3歳頃の男の子ですと”電車”や”車”は根強い人気がありますね。
友だちと一緒が嬉しい時期でもありますので、プラレールやブロックを使って線路や電車をつくって遊ぶ姿が多くみられます。
また、”恐竜”や”動物”に興味がある子も多いですね。
保育士がおすすめ!「3歳・年少さんになる男の子」に読ませてあげたい絵本10選

ある日、ねこのピートはお気に入りの真っ白な靴を履いて散歩に出掛けます。
ところが……なんてこった! いろいろなところを歩いていると、いろいろな色に染まっていくピートの靴。
だけどピートは前向き!「かなりさいこう~♪」と陽気に歌いながら前に進んでいきます。
何があっても前を向いて進んでいこうという元気をもらえる一冊。ピートが歌う歌にハマっちゃいます!

ある日デパートに来ていたひでくん。トイレに行きたくなり、トイレに駆け込んだのにそこは工事中!
「もっちゃうよ~」と慌てて他のトイレを探しますが、見つかるのはへんてこなトイレばかり。
子どもたちが大好きなトイレネタを扱ったお話。リズム感がありテンポよく、思わず笑ってしまうお話です。
誰もが経験したことがあるような”もっちゃう”(もれちゃう)に読みながらハラハラしてしまいます!
(3)おおきなかぶ

誰もが知っている有名な絵本ですね。保育園の発表会の劇などにも選ばれているお話です。
なかなか抜けない大きなかぶを、次々にやってくる家族みんなで「うんとこしょ どっこいしょ」と引っ張っていきます。そして最後は……!
「うんとこしょ どっこいしょ」という台詞が繰り返し登場し、子どもたちと一緒に声を出しながら楽しく読むことが出来ます。
ごっこ遊びにも繋げていきやすいお話です。

橋の向こう側にある山の草を求めて橋を渡ろうとする3匹のヤギ。
小さなヤギの”がらがらどん”と、中ぐらいのヤギの”がらがらどん”、大きなヤギの”がらがらどん”。
しかしその橋を進むと……はたして3匹のヤギたちは無事に橋を渡ることができるのでしょうか。
有名なノルウェーの昔話です。ストーリー展開もリズミカルでとても読みやすいです。様々な擬音語も出てきて、3匹の体格に合わせて音が変化しているのも面白いです。

詩人で絵本作家である、谷川俊太郎さんのわらべうた絵本です。
子どもたちが思わず口ずさみたくなる、そんな不思議な絵本。
音がついていないのでそれぞれの感性で、それぞれのリズム感で読み進めることが出来ます。
繰り返し繰り返し読むことで、どんどん味が出てくるようなそんな一冊です。
(6)えがないえほん

絵本なのに“絵”がないの⁉と思わず言ってしまいそうになる、意表を突いてくるようなタイトル。
そんな絵本のルールは、“書かれている言葉は声を出して読む”こと。
子どもたちも大人も笑ってしまうような言葉たちに、絵がなくても楽しませられてしまいます!
(7)たま、またたま

この世界には、いろいろな”たま”が溢れています。
読み終わった後、思わず”たま”を探しに行きたくなる、そんな一冊です。
お話としては3歳児には簡単かもしれませんが、”知りたい”の気持ちが高まる時期だからこそオススメです!
(8)おたすけこびと

お母さんからの依頼を受けて、たくさんのこびとたちが”働く車”を駆使してお誕生日ケーキを作ります。
男の子が大好きな”働く車“が登場します!
この絵本のポイントは”乗り物絵本”ではないということ。シンプルではありますが、ストーリーもしっかりしていて大人が読んでも楽しめますよ。
シリーズものなので、他にも様々なテーマのお話が出版されています。
(9)もう ぬげない

「ぼくのふくが ひっかかって ぬがなくなって もうどのくらい たったのかしら」
もしも服が脱げなくなったら……? 服が脱げなくなってしまった男の子が、服は脱げないけどいろいろなことをやってみたり、いろいろなところに飛び出して奮闘していくというお話。
とにかくユーモラスで思わず笑ってしまうこと間違いなし!

めがねをかけたうさぎのうさこは、食べることが大好き。
ある日こねこくんのお弁当の天ぷらをつまみ食いします。その天ぷらの、おいしいことおいしいこと!
あまりのおいしさに、うさこは天ぷらをつくることにしたのです。そこへやってきたのが……?
子どもたちと一緒に「おばけって食べられるのかな~?」とワクワクしながら読み進めることが出来る絵本です。
様々な好奇心が高まってくる年少さん。子どもたちの興味関心を引き出し、世界を広げていけると素敵ですね!
【参考・画像】
※ 幼児期の発達と生活・あそび (ちいさいなかま保育を深めるシリーズ)
※1 ねこのピート だいすきなしろいくつ – amazon
※2 もっちゃうもっちゃうもうもっちゃう – amazon
※3 おおきなかぶ – amazon
※4 三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ) – amazon
※5 めのまどあけろ (幼児絵本シリーズ) – amazon
※6 えがないえほん – amazon
※7 たま、またたま – amazon
※8 おたすけこびと- amazon
※9 もう ぬげない – amzon
※10 おばけのてんぷら (めがねうさぎの小さな絵本) – amazon
※ StoryTime Studio / Shutterstock
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